S_a_k_Uの日記みたいなDB

~サクゥーと呼ばないで~

ついでに

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[4] feature freezeするのはどのビルドか

 仕様(機能)を凍結することを feature freezeといいます。もちろん早くにfeature freezeした方が、開発期間をオーバーしてしまうかも、というリスクを低減できます。が、プロジェクトメンバーが顧客のドメインに疎い場合、 feature freezeを早い時期に設定し過ぎると、役に立たないものが出来上がってしまうかもしれない、というリスクが高まります。が、そのリスクを低減するために、開発途中のビルド(マイルストーンビルド)を何度か顧客にリリースするようにしたら、今度は顧客からの仕様変更要求により、予定していたビルドで feature freezeを行うことができなくなるかもしれない、というリスクが高まります。が、そのリスクを低減するために、開発期間を長めにとったら、競合他社に負けて顧客が自社に発注してくれなくなるかもしれない、というリスクが高まります。

 要するに、feature freezeするために必要十分な時間を正しく見積もってビルド計画を立てる必要がある、ということです。

これを「見極める」あるいは「覚悟する」ことができる人がおらんとムリw
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ドキュメント主導の追跡。リスクが特定され、リスク一覧に登録され、何らかの形のプロジェクト運営委員会で議論されて、チームが対応する場合でも、それはかなりの時間が経過してからとなる。適切に対応するための時間も予算もないと嘆くだけだったり、単にスケジューリングの都合だけで次期リリースまで延期するというなら、リスクを特定しても何の役にも立たない。

プロセスは多いほど良い。初期の見積もり作成と、その見積もりの厳守を強要するなど、プロセスの多さ、マニュアルの多さ、そして詳細な事前計画を良しとする。

首尾一貫した反復可能なプロセス。たとえ何があっても、常に同じプロセスを利用する(実際は、各プロジェクトが成功するようなバリエーションを可能にするのが目標だ。従って、常に同じプロセスを利用し、プロジェクト全体を通じて同量のプロセスを利用することは障害につながるアンチパターンである。真の目標は首尾一貫した再現性のある結果だ)。

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コンプライアンスのメリット。コンプライアンスには、ビジネスの継続力や、ISO-900XやCMMIなどへの準拠というマーケティング上の要求をはじめ、明確にメリットがある。さらに、大半のコンプライアンス活動は業務効率の改善につながる。

資料ベースの達成価値。従来のガバナンスへのアプローチでは、「達成価値」の一定率を計上してから要件仕様や詳細設計書のような重要な資料の完成に向けて作業を進める。実際、大半の仕様には欠陥があるが、仕様に沿ったインプリメンテーションやテストを行うまではどのような欠陥かが分からない。従来の達成価値は、進行の安全性に対して誤った印象を与えてしまう。ソフトウェア開発プロジェクトの進展で唯一本当の基準となるのは、可動ソフトウェアの定期的な配布だけだ。